【概要】
アドオンがどのようなファイル群で構成されているかについて説明する。理解している者も確認のつもりで目を通してほしい。自信がある者は第3節へ進んでもよい。
【内容】
XOPSのアドオンを動作させるためには、
・ブロックデータファイル
・ポイントデータファイル
・ミッションインフォメーションファイル
の3つのファイルが必要となる。
ブロックデータファイルとは、マップの形を決めるファイルだ。マップは簡単に言ってしまえば、いくつものブロックと呼ばれる立体を組み合わせて作ったものである。そしてこのブロックデータファイルは
・8つの頂点
・6つの面
を持つ"ブロック"という情報体により構成されている。ブロックデータファイルの拡張子は".bd1"となっている。
次にポイントデータファイルとは、ミッションの流れを全て決めるファイルだ。人や武器、小物はもちろん、ミッションに登場する人の移動の経路やミッション成功条件、ミッションの失敗条件...などなど、ミッションの全てはこのポイントデータファイルが決めているといっても過言ではない。そしてこのポイントデータファイルは
・4つの数値
・方向
・位置
を持つ"ポイント"という情報体により構成されている。ポイントの定義や詳しい種類、配置方法は後述する。ポイントデータファイルの拡張子は".pd1"となっている。
最後にミッションインフォメーションファイルだが、これは慣れてしまえばブロックデータファイルやポイントデータファイルの制作に比べればずっと簡単である。ブロックデータファイルやポイントデータファイルの制作に数十時間(制作者の技法によっては数か月)かかって、最後の10分でミッションインフォメーションファイルを作るようなイメージだ。ミッションの名前やブリーフィングを決めたり、そのミッションで読み込むブロックデータファイルとポイントデータファイルの場所を決めたりするのがこのミッションインフォメーションファイルである。
要するに、漠然とアドオン制作と言っているが、アドオン制作とはブロックデータファイルとポイントデータファイルを制作するという作業が大部分を占める。もっと具体的には、ブロックを160個組み合わせてマップを作り、ポイントを200個配置してミッションを作る、というとても地味で時間と集中力の必要な作業である。